【完全解説】TOEICアビメ、読めてる?弱点克服に直結する正しい分析法(Abilities Measured)

TOEIC攻略

TOEICを受験して、スコアシートをもらったとき、「アビメ(Abilities Measured)」っていう謎の横棒グラフ、見たことありませんか?

英語力の診断書みたいなアレ。でも正直、パッと見ただけじゃよくわからないし、結局スコアだけ見て終わっちゃう……そんな経験、誰しも一度はあると思います。

でも、実はこのアビメ、ちゃんと読み解けばあなたの英語力を爆伸びさせるための”宝の地図”なんです!

この記事では、TOEICアビメの超わかりやすい読み方と、今日からできる分析・活用法を徹底的に解説します!

そもそも、アビメ(Abilities Measured)って何?

簡単に言うと、「TOEICのテストで、あなたはどんな力がどれくらい発揮できたか」を5つの観点で数値化したものです。

リスニングとリーディング、それぞれ5項目ずつ。横棒グラフで、各項目ごとの正答率(ざっくり何%できたか)が示されています。

しかも、自分だけじゃなく受験者全体の平均ラインも出ているので、「自分はここが強い/ここが弱い」「世間一般と比べてどうなのか」がひと目でわかるんです!

使わない手はないですよね。

【図解】リスニング・リーディングの5項目はこれ!

リスニング(L1〜L5)

項目内容
L1短めの会話・アナウンスの要点をつかむ力
L2長めの会話・ナレーションの要点をつかむ力
L3短めの会話で細かい情報を聞き取る力
L4長めの会話で細かい情報を聞き取る力
L5話し手の意図や裏の意味をくみ取る力

リーディング(R1〜R5)

項目内容
R1読んで推測する力(文脈を読む)
R2必要な情報をサクッと見つける力
R3複数の文書をつなげて理解する力
R4単語の意味を正しく理解する力
R5文法を正しく理解する力

つまり、「リスニングが弱い」とか「リーディングが苦手」みたいなザックリした話じゃなく、「どの能力がどのくらい弱いのか」がピンポイントでわかるわけです。

【具体例あり】アビメの分析手順はこれ!

①まずは正答率を読む

アビメに書かれている各項目の棒グラフを見ます。どの項目が高くて、どれが低いかをざっくり把握。このとき、全体平均ラインも一緒にチェックすると、自分の立ち位置がよりわかりやすいです!

ちなみに、各項目の正答率を正確な正答数に換算するには、項目ごとの設問数を考慮した換算表を利用します。換算表はTEX加藤氏のブログなどで公開されており、誤答数と正答率の対応表からおおよその正答数を推定できます​よ。

②低い項目=弱点を特定する

とにかく大事なのはココ。特に正答率が50%以下の項目は要注意!

例えば…

  • L5(話し手の意図をくみ取る)がめっちゃ低い → 「会話のニュアンスに弱い」
  • R4(語彙力)が低い → 「そもそも単語がわかってない」

みたいに、自分の穴がハッキリ見えてきます。

③傾向を読む

複数の項目をまとめて見ると、さらに深い分析ができます。

例えば…

リスニングの能力傾向

  • L1・L3低得点 × L2・L4低得点 → リスニング全般の聞き取り力が弱い
  • L1・L3高得点 × L2・L4低得点 → 長い会話の読み取り力が弱い
  • L1・L3低得点 × L2・L4高得点 → 短い会話の聞き取り力が弱い
  • L5低得点 → 発話の意図や暗示的意味の理解が弱い

リーディングの能力傾向

  • R4・R5低得点 → 語彙力・文法力が弱い
  • R1~R3低得点 → 長文読解力や情報処理・関連付け能力が弱い

これがわかると、闇雲に勉強しなくても、最短距離でスコアアップが狙えます!

【注意】アビメには「フォーム差」がある!

実は、TOEICの問題には複数パターン(=フォーム)が存在していて、出題内容、難易度が微妙に違うことがあります。

だから、アビメの正答率だけで完璧な分析はできないけど、それでも傾向をつかむには十分です!

まとめ|アビメは「弱点発見ツール」として使え!

TOEICアビメは、ただのオマケじゃありません。
正しく読み解けば、「何をどう勉強すればいいか」が一発でわかる超強力ツールです!

  • 自分の弱点を知る
  • 最適な対策を打つ
  • 最短ルートでスコアを伸ばす

このサイクルを回していけば、あなたのTOEICスコアは確実に上がります

次のスコアアップを目指して、今日からアビメ、ちゃんと使いこなしていきましょう!

大学で英語を落第し、TOEICは300点スタート。
そんな僕でもあらゆる方法(短期留学、コーチングルクール、英会話教室等)で英語学習を続けて、今ではTOEIC 925点を取得し、海外駐在も経験。
TOEIC600〜800点台の“停滞ゾーン”で苦しんだ自分だからこそ、あなたの悩みを解決するお手伝いをします!
一橋大学大学院商学研究科卒業

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