「気づいたら時間が足りない…!」
――TOEIC本番でこんな焦りを感じたことはありませんか?
TOEICは問題数が非常に多いため、時間配分を誤ると最後まで解き切れず、得点チャンスを逃してしまいます。
本記事では、TOEICの各セクションごとに時間配分の目安を提示し、実践的な攻略法を詳しく解説します。これを読めば、本番で焦らずマイペースに取り組めるようになりますよ!
TOEIC全体の時間配分の目安
セクション | 問題数 | 制限時間 | 平均解答時間(目安) |
---|---|---|---|
リスニング | 100問 | 45分 | 1問あたり約27秒 |
リーディング | 100問 | 75分 | 1問あたり約45秒 |
合計 | 200問 | 120分 | — |
- リスニングは音声が自動で進むため、あらかじめペース配分を意識しておかないと後半でバタつきがちです。
- リーディングは自分のペースで進められる一方、時計を見ながら進めるセルフマネジメントが求められます。
まずは上記の時間配分の目安を頭に入れ、各パートの特徴を理解しましょう。
リスニングの時間配分とポイント
パート別の目安
- Part 1(写真描写:6問/3分程度)
- Part 2(応答問題:25問/11分程度)
- Part 3(会話:39問/17分程度)
- Part 4(説明文:30問/14分程度)
※合計45分
リーディングの攻略
瞬間キャッチ力を鍛える
Part 2では、音声を聞いた瞬間にすぐ答えを頭の中でつぶやくクセをつけると、選択肢に迷う時間がぐっと減ります。最初は少し難しく感じるかもしれませんが、慣れてくると反射的に答えを感じ取れるようになります。頭を使う場所は選択肢を確認する時だけ。音声が流れた瞬間にピンと来る答えをつかみ取れるよう、練習を重ねましょう。
メモは最小限に
Part 3やPart 4では、要点をサッと1行だけメモするのがコツです。あまり細かくメモを取ろうとすると、後で見返す時間が無駄になってしまいます。キーワードを一言で書くだけで、何を言っているのかがわかるようになります。長く書く必要はありません。素早く、シンプルに、ポイントだけ押さえればOKです。
切り替えの時間を削減
パート間にちょっとした準備や深呼吸をするのは大切ですが、無駄に時間を使わないようにしましょう。マークシートに記入したり、深呼吸したりするのは1~2秒で済ませて、次のパートにすぐ移れるようにします。深呼吸はリラックスするために必要ですが、あまり長くすると時間がもったいない。サクッと切り替え、すぐに次の問題に集中できるように心がけましょう。
リーディングの時間配分とポイント
セクション別の配分モデル(目安)
パート | 問題数 | 推奨時間 | 1問あたり |
---|---|---|---|
Part 5(短文) | 30問 | 10~12分 | 約20秒 |
Part 6(長文穴埋め) | 16問 | 8~10分 | 約30秒 |
Part 7(長文読解) | 54問 | 53~57分 | 約1分 |
合計 | 100問 | 75分 | — |
Part 5・6の戦略
1周目
まず、全問を一気に解いていきます。迷ってしまった問題は、無理に考え込まずにサッとマークして次に進みましょう。時間はおおよそ6分くらいを目安に。最初は早いペースで進めて、後でゆっくり見直す方法が効率的です。
2周目
次に、最初にマークしておいた問題をもう一度見直します。ここで少し考えても解けなければ、直感でマークして次に進んでOK。迷って20~30秒以上かかりそうなら、あまり時間を無駄にせずに直感を信じてマークすることをおすすめします。再度見直す時間は約6分を目安に。
短文問題は「知識勝負」
Part 5・6は、知識があればスムーズに解ける問題が多いです。だからこそ、迷いすぎるとその時間が無駄になります。考えることは大事ですが、完璧を目指しすぎないこと。直感を信じて素早く解答することで、時間を有効に使えますよ。
Part 7の戦略
設問先読み(プレビュー)/1~2分
各パッセージを解く前に、まず設問をざっと読んでおきましょう。何を探すべきかが分かると、本文を読んでいるときに必要な情報がすぐに目に入ってきます。これだけで解答のスピードがぐっと上がりますよ!
本文スキャニング/30秒~40秒
次に、本文をサクッとスキャンしてみてください。見出しや太字、固有名詞、数字に目を向けて、それらがどこにあるかを素早く把握します。その後、該当箇所に直行して、情報をピックアップ。長時間読む必要はなく、必要な部分だけをスキャンしていきましょう。
精読+解答/約20秒~40秒/問
選択肢を見ながら、必要な部分だけを深読みして解答を決めます。焦らず、でも無駄に時間をかけないように。1問あたり20秒~40秒を目安に、じっくり考えつつも、パッと決める感覚を持ちましょう。
バッファ&見直し/2~3分
最後に、全体を見直す時間を確保しましょう。マーク漏れや答えの記入ミスを防ぐために、2~3分のバッファタイムを取ってチェックします。慌てず、最後まで確実に解答を終わらせることが大事です。
この流れで進めると、Part 7の長文もスムーズに解けるようになります!時間を上手に使って、確実に得点を重ねていきましょう。
まとめ:TOEIC時間配分の目安を武器にする
- リスニングは音声進行に遅れないように、パートごとの目安を頭に刻む。
- リーディングはPart 5・6でスキップ&再挑戦を徹底し、Part 7で投資時間を最大化。
- 各パート終了後のバッファ(見直し時間)を必ず確保する。
- 練習時に複数の配分モデルを試し、自分の集中力と得意不得意に合わせて微調整を。
上記の時間配分の目安と攻略法を継続的に実践していけば、必ず「TOEICの時間との戦い」という不安を乗り越え、自信を持って本番に臨めるようになります。最初は時間に追われて焦ることもあるかもしれませんが、繰り返し練習することで、だんだんと自分のペースをつかみ、落ち着いて解けるようになります。焦らず、一問一問を確実にこなしていけば、あなたのベストスコアに繋がります。
どんなに難しい問題や長文に直面しても、「自分ならできる」という自信を持って取り組んでください!!焦らず、一歩ずつ確実に進めば、必ず理想のスコアを手に入れることができるはずです。がんばってください!
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